あなたに5万円のお金を融資します。
それが、俺が借金に手を出す始まりやった。
当時の給料は手取りで10万ぐらいやったと思う。
仕事はまだ『見習い』の域を出ていなかった。だから金なんていつも服代に消えていった。
恐る恐る、招待状をくれたその場所に足を運んだ。
きれいなおねぇさんが二人、ニコッと笑って迎えてくれた。
「あの~これいいですか」?
俺は、もらった招待状を恥ずかしそうに手渡した。
「いいですよ。どうぞ座って下さい」
10分もすると、信じられないことに、5万円が手に入った。
今から38年前ぐらいのことや。
そこから、この日本って国は、こまったら「金」を貸してくれるんや。そんな甘くて恐ろしい世界にどっぷりはまっていく考えになっていく。
当時は借金苦で死んでいく人も多くいた。今は救済制度ができて随分良くなったと思う。
そう言う俺も、その制度を使った奴や。
そして代打逆転サヨナラ満塁ホームランに近い位のことは経験した。
これから、借金地獄まではいかなくても、その手前ぐらいまでの話を書いていく。
普通の人ならだれでもなりそうなことや。
だから、この話はこれからの若い人に向けて書く。
それと、今借金に苦しんでる人は、すぐ専門家に相談したらええ。
何とかなるもんやから・・・
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